私たちは、お客様が入院や手術の保険請求手続きをする際、診断書や領収証を拝見する
のですが、最近は本当に入院日数が短くなったなと感じます。
ガンで入院しても長くて10日、1週間くらいで退院されることも結構多いです。
私がこの仕事始めた15年前は、ガンなら20日~30日程度の入院が普通でしたので、
劇的に短くなっています。
でもこれだけ短くなった入院が、今後更に短くなるようです。
政府は、2025年までに入院ベッドを最大20万床減らす計画を立てていて、その代わりに在宅医療
の充実を図るそうです。
在宅医療の充実・・・・???
イマイチイメージが沸かないのでちょっと不安を感じます。
在宅医療を経験したお客様が共通して言っていたのは、体調が急変した時の不安です。
入院していればこの心配はありませんからね・・・・
国の医療費を削減するには、更なる入院の短期化が重要なことは分かります。
ただ、削減ありきで、無理な在宅医療が一般化することがないように願います。
医療にかかわる方が自宅で出来ると思うことと、私たち一般の人間が出来ると思うことには
隔たりがありますので、その点は十分に見極めていただきたいところです。