クリスマスもこれから、ではあるのですが、
今日はおせちについて。
おせちについて記載しよう、と思い、
インターネットで調べてみると、いわれや、お重の入れる場所まで、
ちゃんと決まっていたのですね。あらためて感心しました。
というのも、子供の頃、我が家はおせちが無かった、と思っていたからです。
紅白のかまぼこや、伊達巻、昆布巻きなどはあるのですが、重箱には入っておらず、
お膳に並んでいて、しかも、お正月にいただくのではなく、年越し(12月31日)の夕膳にいただくのです。
なおかつ、自分達がいただけるのも、神様や仏様をはじめ、
仏様像の掛け軸(これが、床の間中にかけられます)それぞれの前に供えて、
神様・仏様に、召し上がっていただいたあと、となりますので、待ち遠しくて仕方が無いのです。
だから、子供のころは、『お正月にいただく重箱の御節』がうらやましくて仕方がなかったわけです。
自分が家庭を持ったら、お重の御節を出そう、と心に決めていたのでした。
ところが、
今回、御節について調べてみると、
元来、大晦日から元旦にかけて年越しにおいて食べるものであったとされ、
北海道や東北地方の一部に、歳迎えの儀として大晦日にいただく風習が残っている、との情報が。
やっぱり、わたしがいただいていたのも、れっきとした御節であった、という自信と、
むしろ、我が家の御節も、誇るべきものだったのに、
変わっている、と判断し、おせちがなかった、と思っていたことに、
祖父母や両親に申し訳なく、反省した1日でした。
娘達にも話して聞かせ、
年越しの御節も作ってみようかと思いました。