昨日4月7日は、プロ野球巨人軍のコーチ、
木村拓也さんの命日でした。
木村さんは、2010年4月2日、くも膜下出血で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。
倒れる前日から、頭痛が激しく、よく眠れなかった、と仰っていたそうです。
前兆だったんですね。
木村さんだけが特別なわけではなく、私たちにも起こりうることだと思います。
そこで、今回は、くも膜下出血について少しご紹介したいと思います。
くも膜下出血は、脳を包むくも膜の内側の血管で起こる出血です。
多くの場合、血管に動脈瘤(どうみゃくりゅう=コブ)ができ、そこに圧力が加わって
破裂することで起こります。動脈瘤がなぜできるのかは、まだよく分かっていませんが、
血管の弱い部分(分岐部など)にできやすい傾向があります。
また、前兆としては、
血圧の乱れ 血圧の乱高下を繰り返した後、くも膜下出血を起こすケースがあるそうです。
急な頭痛 頭痛の程度は人によって異なりますが、経験する人が多いようです。
「警告頭痛」とも呼ばれています。
目の異常 痛み、二重に見える、瞼が下がる など
めまい・吐き気
頭の中に違和感 モヤモヤ、ボーッとする
があげられています。ただ、暫くすると治ってしまいます。
その数日後に大きな発作を起こす例が少なくないとのことです。
治ったからといって安心せず、症状について
原因が思い当たらない場合には、早めに受診することが、予防につながるのだそうです。
体からのサインをしっかりと受け止め、
大事にならないようにしたいと思います。