今日、12月22日は冬至。
二十四節季の一つであり、1年で最も日照時間が短い日です。
冬至には柚子湯に入り、かぼちゃを食べるとカゼを引かず、長生きする、
という言い伝えがありますね。
柚子湯は、江戸時代の銭湯から始まったとのこと。
当時の庶民は長屋住まいがほとんどでしたから、お風呂=銭湯という
生活の中、広まっていったのではないかと思われます。
かぼちゃのほうはというと、もともと、『ん』の付く食べ物を食べると、『うん』を飲み込み、
長生きする、というところから来ているそうです。
かぼちゃ、ん、付かない・・・と思われるかもしれませんが、
かぼちゃはもともと、“なんきん”と呼ばれていたからなんですね。
他にも、レンコン、ぎんなん、うどんなど、『ん』の付く食べ物で良いのだそう。
この風習は江戸時代の記録になく明治時代以降の風習らしいです。
また、現在と違って、冬は緑黄色野菜を摂ることが難しかった時代にあって、
夏に収穫しておいても、痛みにくかったかぼちゃは、貴重な栄養源であった事も
その風習が残った要因とも言われています。
ここ数日、初雪が降ったり、寒さも本格的になってきましたが、
柚子湯に入り、かぼちゃを食べ、体調を崩さないように過ごしていきたいですね。