最近は医療保険を見直しする場合、一泊二日など短期入院に手厚い保障が受けられるように
変更するケースが多いと思います。
実際、入院も短くなっていますし、各保険会社の医療保険も短期入院時に手厚い保障が
受けられるように商品改定されています。
ただ、ここで一旦考えてみたいのですが、
医療保険に加入する際、短期入院と長期入院どちらに力点を置くか?ということです。
もちろん、入院が短くなるか、長くなるか分かりませんので、両方に対応できるのが
いちばん良いと思います。
ただ、予算の都合上、どちらか一方に重点を置かざるを得ない場合もあります。
そんな時は、長期入院の保障を優先することをおすすめします。
短期入院と長期入院どちらの方が可能性が高いかと言えば、今の医療環境を考えれば短期入院の方が
高いと思います。
ただ、保険は起きる確率よりも、起こった時の出費が大きくなるリスクを優先するのが原則です。
一泊二日の入院で何十万円もの費用がかかることはまずありませんが、入院が二カ月、三カ月になると
費用もかさみますし、収入もダウンするので家計には重い負担となります。
短期入院の保障を手厚くすると、一泊二日の入院で10万円、20万円の給付金が支払われるようなプランも
ありますが、その結果、もし長期入院の保障を削ったとすれば、それは保険の原則から考えると本末転倒です。
繰り返しになりますが、保険は起きる確率よりは、起きたときに出費が大きくなるリスクを優先的する。
迷った時は、ぜひこの原則を思い出してください。