本日の日経新聞1面に掲載されていた記事です。
「公的年金をもらえる額から支払った額を差し引いた
生涯収支が、昭和30年生まれ以降は赤字」
年金問題は、生命保険と直結する事柄なので、その動向は
常に注目しているのですが、
年金問題を損得でとらえるような記事、議論にはいささか
疑問を感じます。
そもそも、公的年金は相互扶助の精神と仕組みが前提と
なっているので、その対極にある個人の損得でとらえては
議論はかみ合いません。
でも、今の年金問題は、どちらかと言えば個人の損得が
論点になっている気がします。
もちろん、現行制度のままでは相互扶助も何も成立しない
のですが、制度改正されるにしても、年金制度の根底に
流れる相互扶助という温かな精神は残して欲しいなと
感じてしまいます。
でないと、ぎずぎずとした世知辛い世の中になっちゃいますよね