体長1ミリほどの「線虫」という微生物にヒトの尿の臭いをかがせ、がんを発見する
検査方法が来年の1月には実用化の見込みだそうです。
犬に匹敵する嗅覚をもつと言われる線虫は、がん患者の尿に集まり、健康な人の尿
からは遠ざかるということで、実験の結果その的中率は85%!一般的ながん検査
「腫瘍マーカー」よりも高確率というから驚きです。
反応するのは、胃、大腸、肺、乳、すい臓、肝臓、子宮、前立腺など15種類のがん。
現在はまだ部位の判定はできないそうですが、特定を目指して研究は続いているとのこと。
胃カメラや大腸検査、乳がん検診などの痛みや辛さがなく、尿1滴でがんの有無が分かる
とは。身体に負担が無く気軽にがん検診が受けられることになりそうですね。
しかし・・・なぜ、「線虫はがん患者の尿の臭いが好き」と発見したのでしょう?
研究者の方々ってスゴイ。そこに感心してしまいます。